提供・北の大地の水族館

北の大地の水族館(北見市留辺蘂町松山一―四)が十日(金)から十三日(月)まで、日本最大級の淡水魚「イトウ」にちなむイベントを用意して来館を呼び掛けている。

 イトウは、成長すると全長一・五㍍、体重二十㌔以上になる日本最大級の淡水魚。現在は北海道のごく限られた川や湖にしか生息しておらず「幻の魚」とも呼ばれる。

 「山の水族館」の愛称を持つ同館は、一㍍以上に育ったイトウ二十匹を飼育、展示している。二〇一五年に一月十日を語呂合わせで「イトウの日」と定め、絶滅危惧種・イトウを知ってもらおうと毎年様々なイベントを企画している。今年は――

 ①名字が「イトウ」の人(伊藤・伊東・井藤など)は、百十円(イトウ、通常六百七十円)で入館できる。
 ②繁殖期に体色が赤くなる「イトウのオス」にちなんで、「赤い服(上下どちらでも)を着て来館した男性」にプレゼントを用意。
 ③給餌解説(いただきますライブ)に加え、イトウに関する解説パネル展示。また、滅多に見られないイトウの稚魚を展示している。

 ほかにも、 イトウの生態、現状、保全及び館内の水槽でのことを語りつくすトークや、「イトウすごろく」が用意されている。

 山の水族館は、旭川から国道三九号で約二時間半、道の駅おんねゆ温泉に隣接。問い合わせは同館(TEL0157―45―2223)へ。