常磐公園にある「川のおもしろ館」の見学会が十一日行われ、市民二十人が参加した。「『川のおもしろ館』の利用を求める会」(鈴木裕会長)が主催した。

 川のおもしろ館は現在、公園で毎年開催されている冬まつりや食べマルシェなどのイベント用機材の保管倉庫となっている。利用を求める会は、同館を公園に関する情報を提供し、訪れる市民や観光客が憩うことのできる場、文化・芸術的イベントの開催の場として利活用するよう市に求めている。

 同館の現状を多くの市民に知ってもらいたいと見学会を企画した。

 参加者たちは、市土木部公園みどり課の職員の案内で一階から三階まで、部屋を一つひとつ見て回った。二階のホールで手をたたきながら音の響きを確認していた音楽家の佐々木義生さんは、「音響もよく、広さも十分で、市民が演奏活動するのに適している」と話した。
 見学会の終了後、参加者の一部は、七条買物公園の「まちなかぶんか小屋」に移動し、感想や意見を出し合った。

 子どもたちの野外活動に取り組んでいる女性たちから出た「雨の時、子どもたちが避難でき、弁当を食べ、休息できる施設が必要。川のおもしろ館を利用できればいい」との意見に参加者たちはうなずいていた。

 見学会は二十六日(日)も行う。参加希望者は午前十一時までに同館前に集合のこと。