旭川市は一月三十一日、日ごろ図書館のために活動している十八のボランティア団体に感謝状を贈った。市中央図書館が、現在地に開館(一九九四年十月一日)して二十五年の節目を迎えたのを機に実施された。

 贈呈式の冒頭、黒蕨(くろわらび)真一教育長が「皆さまの活動のおかげで大きな節目を迎えられました。ニーズが変化し続ける社会の中で、地域における図書館が担う役割は一層重要になってきます。子どもたちの健やかな成長や、市民の豊かな暮らしのために運営していきたい。引き続き支援いただければ」とあいさつした。

 各ボランティア団体はそれぞれ、絵本の読み聞かせや音訳、コンサート、映画の上映会、工作、人形劇、宅配、図書の整理、絵本作りなど、図書館に関わる多様な活動を行っている。

 十八団体を代表して、旭川絵本の会の北川武子代表が「子どもたちが絵本に見入る姿や成長を目の当たりにして、私たちも元気をもらっています。人が成長することは、そのまちの文化度を上げていると自負しています。これからも旭川市の発展のために頑張りたい」とお礼の言葉を述べた。

 感謝状が贈られた団体は次の通り。

 ▽音訳グループ旭川本の会▽北海道退職校長会旭川支部 図書館ボランティア部▽図書宅配グループ カンガルー▽あかいふうせん▽旭川絵本の会▽旭川おはなしの会▽絵本サークル「赤いてぶくろ」▽絵本サークル「ののはな」▽絵本サークル「ぽわぽわ」▽絵本サークル「まほうのて」▽絵本でつながるサークルこもも会▽絵本読み聞かせの会▽おはなし もも▽おはなしトムテ▽高台小おはなし会▽永山南小学校よみきかせ会▽みどり文庫▽布の絵本「のんの」(敬称略、登録団体名簿順)