第八回「雪の降る街を 旭川冬の写真コンクール」で、市内在住の白鳥敏昭さん(71)が撮影した「雪の文学館」が金賞を受賞した。

 一月の雪が降る夕方、閉館間際の三浦綾子記念文学館(神楽七ノ八)を写した。白鳥さんは「館内に明かりが灯っている、人影がある、雪が降る、などの条件が整い、イメージ通りに撮れました。ここはひっそりと存在しながらも、生命力が感じられ、私の好きな場所。その魅力をたくさんの人に感じてもらえれば」と話した。

 今回は二百三十六人から五百十六点の応募があった。金賞以外の受賞作は次のとおり。

 ▽銀賞 葛西克之▽銅賞 山本義則▽特別賞(旭川市長賞) 福本英之▽ジュニア賞 本多沙羽▽旭川プロバスクラブ賞 山内和夫▽入賞 丸山正敏、草島直子、福原佳代、中舘みゆき、渡辺英幸、小玉幸之介、中出直樹、吉田祥子(敬称略)

 表彰式は二十九日(土)午後二時から、木楽輪(神楽三ノ六)で行われる。『雪の降る街を』などの合唱やトークイベントのほか、受賞作品以外の応募作品の展示などを予定している。

 また同日、約一年間巡回展示されていた第七回の受賞作品のパネルが、各受賞者に贈られる。事務局は「受け取りを希望する受賞者は会場にお越し下さい」と呼びかけている。