旭川歴史市民劇『旭川青春グラフィティ ザ・ゴールデンエイジ』の予告編が十五日、十六日の二日間、市民文化会館(七ノ九)小ホールで行われ、市民ら約五百人が訪れた。

 予告編は、八月の本公演に先立ち、実際のシーンも一部盛りこみながら、同劇の登場人物などを紹介する内容。ストーリーはコメディタッチで表現され、会場からは時折笑いが起こっていた。

 演出の高田学さんは、「お客さんがとても温かかった。反響も予想以上に良く、予告編の役割は十分果たせたと思う」と振り返った。その言葉のとおり、同日会場で先行販売した本公演のチケットは百枚以上が売れたという。観劇後のアンケートでも「劇としてのクオリティが高かった」「本公演が楽しみ」「ぜひ出演したい」の声が寄せられるなど、本公演への期待の高さがうかがえる。

 また本公演に向けては、現在脚本を精査しており、三月中には本格的に動き出せそうだ。「演者の表現方法など、大ホールならではの難しさはあると思いますが、“心”の部分は変わりません。予告編を見た人も、そうでない人も楽しめる芝居をつくっていきたい」と高田さんは意気込む。

 総合プロデューサー・脚本の那須敦志さんは「予告編を終えて、まずはホッとしています。今回のメンバーで協力して、一つの形をつくりあげられた経験は大きい。本公演はいろいろな面で、予告編と比べものにならない大変さがあります。市民の皆さんにも、様々な形で支えていってもらえると嬉しいですね」と話している。

 本公演は、八月二十九日(土)、三十日(日)の二日間、市民文化会館(七ノ九)大ホールで開催される。

 現在、まちなかぶんか小屋(七条買物公園)で限定前売りチケット(千五百円)を販売している(なくなり次第終了)。

 問い合わせは、まちなかぶんか小屋内の事務局(TEL23―2801)へ。