旭橋とロータリーの間にある、青い壁が目印の美容室ULU(ウル・常盤通三)が十周年を迎えた。商品棚とソファーを配置した物販コーナーを新たに設け、「美容と着付けとくらしのこと」をテーマに新たな一歩を踏み出した。

 棚には多種多様なものがセンス良く並ぶ。しょうゆ、酢、塩などの調味料やドライフルーツ、チョコレート菓子といった食品類は、相沢食料百貨店(稚内市)から取り寄せている。スウェーデンのテペ製の歯ブラシやジャスミンのヨガウェア、ロータリー商店会の手ぬぐいやアンティークの着物など、オーナーの樋口一枝さんが人とのつながりの中で「これは」と思ったものばかりだ。客からのリクエストに応じて、取り寄せも行う。

 「ここに店を開いて、地域の方と一緒に十年過ごしてきました。美容の仕事以外にも、自分のできることで喜んでもらえたら」と樋口さん。「社交場、サロン的な場がいいなと思えるようになりました。若い時は“ダサい”と思っていたんですけどね」と笑う。

 最近は、買物がてらおしゃべりして帰る人も多いという。子ども向けに、絵本の貸し出しも行っている。

 冷やかし歓迎とのこと。午前九時から午後六時(最終受付)。火・水曜定休。

 問い合わせは同店(TEL73―3225)へ。