第二十三回日本自費出版文化賞が作品を募集しています。一般の人の目に触れにくい自費出版物に光を当て、著者の功績を讃えながら、自費出版の再評価・活性化を促進するのが目的です。

 対象となるのは、制作費用の全額、または一部を著者(個人・団体)が負担し、日本国内で二〇一〇年以降に出版され、主に日本語で書かれた一般書で、製本された著書です。

 募集しているのは、①地域文化部門(郷土史、地域誌、民俗記録、地域人物伝、記念誌など)、②個人誌部門(自分史、一族史、追悼集、遺稿集、旅行記、趣味など)、③小説部門(小説、童話など散文で書かれた物語形式の文芸)、④エッセー部門(随筆、随想など散文で書かれた小説以外の文芸)、⑤詩歌部門(現代詩、俳句、短歌など韻文で書かれた文芸)、⑥研究・評論部門(研究[人文・歴史・法律・経済社会・理工ほか]、評論・評伝など)、⑦グラフィック部門(画集、写真集、絵本、高度なデザイン本など)の七部門です。

 大賞には賞状と賞金二十万円、部門賞には賞状と賞金五万円などが贈られます。選考委員は、鎌田慧(ルポライター・選考委員長)、中山千夏(作家)、秋林哲也(編集者)ら七人。発表は九月上旬に朝日新聞紙上などで行う予定です。

 受付期間は、三十一日(火)まで。応募手数料二千円が必要です。

 申し込みは、〒103―0001 東京都中央区日本橋小伝馬町七ノ十六ニッケイビル七F 日本グラフィックサービス工業会内 NPO法人 日本自費出版ネットワーク 日本自費出版文化賞事務局(TEL03―5623―5411、FAX03―5623―5473)へ。詳しくはホームページの募集要項(https://www.jsjapan.net/pages/award)を確認して下さい。