アメリカのポップアートの巨匠、アンディ・ウォーホルの版画展「The Return of Andy Warhol」が、ギャラリー梅鳳堂(三条買物公園)で開催中です。

 ウォーホル(一九二八~八七年)は五〇年代、アメリカのファッション誌などの広告やイラストを手がけて人気を博します。六〇年代には、当時のアメリカの大量生産・大量消費の社会背景をアイデアに、コカ・コーラのビンやキャンベルのスープ缶などをアートで表現。シルクスクリーン(版画の一種)の技法により同じイメージを何枚も転写でき、大量消費社会の美術にふさわしいとして受け入れられました。作品には工業用の蛍光塗料などが用いられ、人工的で派手な色調で多くの配色パターンがつくられています。

 今回の展示では、ウォーホルの定番「マリリン・モンロー」や「フラワー」 シリーズのほか、同ギャラリーで初めて取り扱う「ドルサイン」シリーズや「叫び」など十六点が並びます。作品は全て購入可能で、価格は六万五千~九万円(税別)です。サイズ(横×縦)は、「ドルサイン」=四五・五×五六・〇㌢、「マリリン・モンロー」、「フラワー」=九七・六×九七・六㌢、「叫び」=七三・三×一三〇・五㌢。

 三十日(月)まで。入場無料。営業時間は、午前十時から午後六時まで。火曜定休。

 問い合わせは同ギャラリー(TEL23―4082)へ。