映画『教誨師』(佐向大監督/二〇一八年、百十四分)の上映会が四月十八日(日)、市民文化会館小ホールで開かれます。旭川弁護士会の主催、日本弁護士連合会の共催で、死刑制度を考えてもらう目的で開催します。

 教誨師は、面接を望む死刑囚と対話し、ときに悔悟を促し、教え導く役割を負います。また、面接を続けた死刑囚の刑の執行にも立ち会います。日本では、主に様々な宗教の聖職者がボランティアでその任にあたっています。

 牧師の佐伯は、半年前に着任したばかりの教誨師。彼が面会するのは、一癖も二癖もある六人の死刑囚。佐伯は、彼らに寄り添いながらも、自分の言葉が届いているのか、死刑囚たちが心安らかに最期を迎えられるよう導くのは正しいことなのか、苦悩する。ほぼ全編が教誨室という限られた空間の中の会話。次第に浮き彫りになるそれぞれの人生、そして人間の本質。「死」の側からとらえた強烈な「生」の物語――。

 上映は①午前十時から、②午後一時半から、の二回。それぞれ映画終了後に、佐向大監督のトークがあります。

 入場無料。定員三百人。予約不要。問い合わせは、旭川弁護士会(TEL74―8791)へ。