三浦綾子記念文学館の喫茶エリアが四月一日(水)から、ブックカフェとしてオープンします。

 対象のエリアは、本館一階の喫茶室、分館の氷点ラウンジ、野外のウッドデッキテラス(営業期間・四月二十五日~十月十二日)の三カ所。これまで、喫茶エリアのみ利用の場合にも必要だった入館料(大人/七百円、学生/三百円)が不要になります。

 本館・喫茶室では三浦綾子の全作品約百二十冊を、氷点ラウンジでは北海道関連の雑誌や漫画、絵本、地図など約二百冊を取り揃え、コーヒーや紅茶を飲みながら自由に読書を楽しめます。

 また同カフェでは、それぞれのエリアで提供してきたドリンクやスイーツ、軽食などのメニューを継続するほか、新しいメニューの開発にも取り組んでいます。

 同館の難波真実事務局長は「今後は四季ごとに、カフェと展示の内容を連動させた取り組みができればと考えています。地元の人でも当館の存在を知らない人が増えてきています。“ここに来たらお茶が飲める”という選択肢の一つにしていただき、当館に来てもらうきっかけにつながると嬉しいです。そして気が向いたら、館内の展示を見て帰ってもらえたらいいですね」と話しています。

 また、カフェの本はすべて寄贈によるもので、同館では引き続き本の寄贈を待っています。

 問い合わせは、同館(TEL69―2626)へ。