七月二日(木)~五日(日)に開催を予定していた「旭川デザインウィーク(ADW)2020」(旭川家具工業協同組合主催)が、新型コロナウイルス感染症拡大の影響から中止になった。今回は、三年に一度の「国際家具デザインフェア(IFDA)」(開催委員会主催)も兼ねており、ともに二〇二一年六月十六日~二十日の日程で開催する予定だ。

 ADWは、「ものづくりのまち旭川」の世界に向けた発信を目的として、旭川デザインセンター(永山二ノ十)をメイン会場に毎年開催されている。会期中は、市内各所や近郊の市町村でも様々な関連イベントが行われ、昨年は道内外から一万八千人が来場するなど、旭川を代表する大規模なイベントの一つとなっている。

 イベントの中止について、同組合の杉本啓維専務理事は「世界全体が混乱状態なので、残念ですが仕方ありません。今後も状況に応じて柔軟に対応しながら、来年の開催に向けて準備を進めていきたい」と話す。

 また、途中になっていたIFDAのデザインコンペティションの本審査については、来年三月までに最終審査を行う予定だという。

 問い合わせは、同組合(メール info@asahikawa-kagu.or.jp)へ。