旭川浴場組合(熊谷清志組合長)が、「浴場内に設置されているサウナは六日まで使用できません」と利用者に呼び掛けている。

 公共浴場の銭湯は、道の休業要請の対象外だが、商業施設に分類されているスーパー銭湯とサウナはその対象で、休業期間は四月二十五日から五月六日までだ。

 熊谷組合長は「二十四日昼頃までは、浴室内のサウナが要請の対象とは考えていなかった。市保健所に確認しても明快な回答が得られなかったが、再度確認をしてもらうと使用してはダメなことが分かった。翌二十五日午前中までに大急ぎでポスターを作って、市内十五の組合員に配付した。やっと間に合って、お客さんに周知することができた」と話す。

 二十五日以降、利用客から「銭湯は営業しているのか」「サウナは使えるか」という問い合わせが、多い日は約三十件もあったという。

 七日以降、緊急事態宣言や休業要請がいつまで継続されるかは不明だ。熊谷組合長は「サウナの休業要請があれば、組合とすれば続ける予定です」と語る一方、「家中にこもりっきりの生活ではストレスが溜まります。サウナは使えませんが、浴場の湯にゆったりつかると、気分転換になります。ぜひ、足を運んでください」とPRしている。