タナカ(田中豊文社長)のグループ会社・クリエイトホームズが建設・販売している「クリエイトホーム」が若い年代層に人気だ。

 タナカの創業は一九七三年(昭和四十八年)。家電・家具販売をベースにした営業から、カーテンなどのインテリア販売に進出した後、建築・不動産など住宅関連に注力してきた。新規事業へのチャレンジが同社の経営理念だ。

 クリエイトホームの事業開始は二〇〇七年。二十~三十歳代の若い世帯が月額四~六万円という、アパート賃貸料並のローンで取得できるのが人気の理由だ。


田中豊文社長

 田中社長(73)は「小さな子どもがいるアパート住まいだと、周囲に気を使いながら生活しなければなりません。同じような額の支払いで、一戸建て住宅で生活する方がどんなに気が楽なことか」「年収三百万円前後で買えるように、土地をできるだけ安く抑えるよう努力をしています」と話す。頭金なし、ボーナス払いなしの均等支払いが基本。3LDKと4LDKの二タイプがあり、住宅は総二階建て、床面積は3LDKで約三十二坪、2LDKで約二十四坪。駐車スペースを二台分確保している。

 旭川市のほか札幌市、北見市、深川市、士別市、名寄市、美瑛町、上富良野町などにも展開しており、これまで四百棟余を建設している。

 タナカは十三期連続で増収を果たしており、一八年度は売上高を大台の十億円に乗せた。レンタル収納庫の事業も二〇一三年から始めている。目立つピンク色のコンテナを目にしている市民も多いはず。

 クリエイトホームに関する問い合わせは、クリエイトホームズ旭川店(TEL52―6625)へ。