谷口農場(東旭川町共栄二五五)の「有機栽培トマトのもぎとり園」が二十日、オープンした。

 化学的なものに頼らず、米ぬかや牛糞、カキ貝がらなどをブレンドした、こだわりの土で育てられるオーガニックトマトは、とても濃厚な味。その味を求めて毎年、多くのファンが訪れる。

 今年は「コロナ」の影響も懸念されたが、同社営業部の髙橋しらべさんが「想定よりもたくさんのお客様に来ていただいています」と話すように、オープン初日から、子ども連れなど多くの市民が、トマトのもぎとりを楽しんだ。

 市内の会社員・松倉尚美さんは「毎年オープン日に来ています。ここのトマトの味は格別ですね。熟したものからまだ青いものまで、家族の好みに合わせて収穫できるのが嬉しいです」とオープンを喜んだ。

 髙橋さんは「トマトの味は日照時間で変わります。ねらい目はカンカン照りが続いた後で、より味の濃いトマトが収穫できますよ」と呼びかける。

 もぎとりは九月末までで、期間中は無休。収穫できるトマトの品種は、りんか、桃太郎、千果など十種類以上。価格は大玉トマトが一㌔・四百六十四円で、ミニ・中玉が一〇〇㌘・百十八円。入場無料。開園時間は午前九時~午後六時(五時最終入場)。