髙砂酒造(宮下十七)が「大吟醸酒氷温貯蔵旭神威~ウポポイ応援ver~」と「純米酒国士無双モシリ」の二種類を二十二日(水)から新発売する。

 十二日に白老町にオープンした民族共生象徴空間(ウポポイ)の応援を目的とした企画だ。ラベルや化粧箱の文様デザインなどは旭神威を川村久恵さん(カワムラカ子トアイヌ記念館副館長)、モシリを岡田育子さん(北海道アイヌ協会優秀工芸士)が手掛けた。

 商品発表の席で同蔵の佐藤誉副社長は「私も白老町出身ということで、ウポポイの応援を出来ることを嬉しく思っています。多くの道民だけでなく、全国からお越し頂く観光客がこの酒を傾けながらアイヌ文化について語り合って頂ければと思います」と述べた。

 また、同席した川村久恵さんは「イランカラプテ。(アイヌ語でコンニチハの意味)髙砂酒造さんの旭神威のイメージを崩さないようデザインを考えました。デザインを考える時間は非常に楽しい時間でした。白老、旭川に多くの人が訪れこの酒を飲んで頂けることを願っています」と話した。

 「大吟醸酒氷温貯蔵旭神威~ウポポイ応援ver~」は三百㍉㍑入り、二千百円(税別)。「純米酒国士無双モシリ」は七百二十㍉㍑入り、千五百円(税別)。髙砂酒造直売店(宮下十七)の他、道内の酒類販売店で販売する。問い合わせは髙砂酒造(TEL23―2251)へ。