「SPACE&SPACE N1911」(600×400㍉)

ギャラリーシーズ(市内旭町二ノ三、久木佐知子代表)できょう二十一日(火)から、「自然と光の中で」遠藤 享版画展が始まる。

 遠藤は一九三三年、山梨県甲府市の生まれ。少年期を旭川で過ごし、旭川商業高校を卒業後、武蔵野美術大学に進んだ。日本を代表するグラフィックデザイナーの一人で、作品は旭川美術館はじめ国内外の美術館に収蔵されている。

 一九六七年(昭和四十二年)にオープンした旭山動物園のロゴマークを、七四年には、北海道銀行のシンボルマークを制作していて、旭川と北海道にゆかりの深い作家だ。

 ギャラリーシーズでの個展は六年ぶり。今展では、自然をテーマにした最新作三十点あまりを展示する。

 久木代表は、「シャープで硬質な画風の中に洗練された空気感が漂う“遠藤享の世界”を堪能いただける内容です。二十一日と二十二日は、遠藤先生が在廊されますよ。ぜひ、どうぞ」と話しています。

 八月三日(月)まで。午前十一時から午後六時半。火曜休廊(二十一日は開廊)。問い合わせは、同画廊(TEL53―8886)へ。