北海道歌旅座の旭川公演が九月八日(火)午後六時半から、市民活動交流センター(宮前一ノ三)で行われる。一日に発売した新曲「星の河を渡ろう」、四月に発売した「2020明日」など、オリジナル曲中心のステージを予定している。

 北海道歌旅座は二月で結成十一周年。公演回数は千二百回を超えた。「新型コロナ」の影響で三月から公演活動を中止していたが、八月二十二日の白老公演を皮切りに、九月以降、道内外でコンサートツアーが決まっている。

 メンバーの吉田淳子(JUNCO)さんと佐久間千絵さんが二十日、旭川公演と新曲のPRのため、あさひかわ新聞を訪れた。

 公演ができない期間、JUNCOさんは制作活動に力を入れたという。カルメン・マキが歌い「筑紫哲也NEWS23」のエンディングに使われた「星の河を渡ろう」を聞いて、「この曲を歌おう」と決め、ロックバンドLOOK(ルック)のメンバーだった山本はるきちに編曲を依頼した。

 「星の河を渡ろう」を作曲したのは、元ルックの千沢仁(ちざわまさし)だ。新しい「星の河を渡ろう」が出来上がると、千沢に連絡を取った。JUNCOさんは元ルックのチープ広石とユニットを組んでいたこともあり、思い入れのある曲に仕上がったと話す。

 しばらくぶりの公演に、「当日、お客さんの姿を見るだけで泣いてしまわないか、心配です」と二人。旭川公演に向けてのメッセージを尋ねると、「早く会いたかった…」とJUNCOさんは声を詰まらせた。

 午後六時開場。百席限定。前売りチケットは二千円(当日二千五百円)。北海道歌旅座が発売した「全国共通コンサート入場券」を利用する場合は、事前に予約が必要。

 会場では、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策が取られる。来場者には、マスク着用や咳エチケットなどの協力を呼び掛けている。

 予約と問い合わせは、北の暦友の会(樋口さん、TEL73―3225)、または北海道歌旅座(TEL011―623―6680、TEL070―5463―6776)へ。