男山(山崎輿吉社長)の純米大吟醸「男山」が世界酒類コンクールで最高金賞を受賞した。一九七七年の初受賞以来、四十四年連続の金賞受賞となる。

 最高金賞を受賞した純米大吟醸は酒造好適米の山田錦を三八%に磨き上げ、昔ながらの製造法を使った手造りの酒。アルコール分十六度でフルーティーな香りとすっきりとしたのど越しが特徴だ。

 山崎社長は「コンクールに初めて出品し、金賞を受賞したことで、地方から全国へと、また海外へと販路を広げる契機となった。四十年以上金賞を受賞しているのは世界で二社とのこと。日本ではもちろんわが社だけ。できるだけ長く出品を続け、金賞を受賞していきたい」と笑顔で話した。

 男山純米大吟醸は、七百二十㍉㍑五千三百五十円、一・八㍑一万二千七百円。