カンディハウス(藤田哲也社長)が九月十九日、顧客が使用していた製品を引き取り、修理・再生して販売する「ヴィンテージショップ」を、旭川ショップ(永山北二ノ六)内にオープンした。

 同社は「長く愛される家具づくり」を理念に、引っ越しやライフスタイルの変化で家具を手放すことになった顧客から「無償で良いから引き取って欲しい」という声が増えたこともあり、二〇一一年にヴィンテージ事業をスタートした。

 店内では、チェアーやソファー、テーブルなどのヴィンテージ品約七十点のほか、アウトレット品約百点が展示販売される。一度使われた製品には木製家具特有の風合いが出て、新品に比べて低価格で購入できるのが魅力だ。現在はつくられていない昔のモデルや、生地が張り替えられ新たな魅力をまとった製品など、すべてが一点物だ。

 藤田社長は「ヴィンテージ事業は、環境にも負荷をかけない、非常に重要な事業です。当社が責任をもってリユースして、次のお客様がまた二十年、三十年と長く使ってもらえたら」と話す。

 また、ヴィンテージのオンラインショップ(https://online.condehouse.co.jp/user_data/vintage.php)も同時にオープンしており、インターネット上でも閲覧・購入できる。