旭川歴史市民劇『旭川青春グラフィティ ザ・ゴールデンエイジ』の通し稽古が九月末、スタジオ・スクラッチ(市内四ノ八)で行われた。

 本公演はコロナ禍で来年三月六、七日に延期となり、会場も市民文化会館・大ホールから、同・小ホールに縮小。座席も全席自由から、席数を約半数に減らして全席指定へと変更されている。

 これまでは、ビニールシートで仕切って台本の読み合わせをするほか、シーン別に区切って少ない人数で行うなど、様々な方法で稽古を進めてきた。

 本公演に向けた通し稽古は今回が初めて。出演者十九人が参加して、ストーリー全体の流れや動きなどを確認した。演出の高田学さんは「流れの中で課題も見え、意義のあるものだったと思います。今後は、出演者の習熟度を高めていくのはもちろん、いかにモチベーションがピークに近い状態で本番を迎えられるかが重要です」と振り返った。

 総合プロデューサー・脚本の那須敦志さんは「芝居ができるのかというところから始まり、地道に一歩ずつ積み重ねてここまで来られました。これからも三月のゴールに向けて、着実にできることをやって進んで行きたい」と話した。

 同劇の最新の情報は、公式ホームページ(https://asahikawa-goldenage.com/)やフェイスブックページなどで公開される。