旭川観光コンベンション協会(山下裕久会長)は十月二十三日、北彩都ガーデン旭川駅南広場で模擬懇親会を開催した。

 コロナ禍で各種コンベンション(学会や会議など)が中止・延期となる中、コロナ対策を図り、「三密」が避けられる屋外の「ユニークベニュー」として、北彩都ガーデンの利用を新たに提案する。ユニークべニュー(Unique Venue)とは、英語で「特別な(ユニーク)会場(ベニュー)」の意味。美術館や博物館、城郭、屋外空間など、コンベンションやイベントの参加者に、特別感や地域の特性などを演出できる会場を指す。

 同会場では、大雪山系をイメージした大型テントのほか、テーブルやイス、カフェパラソル、薪ストーブ、LED照明など、開催するイベントの規模や季節に応じて設置が可能。JR旭川駅直結で利便性が高く、忠別川や四季の自然が感じられるなどの魅力を発信することで、過去三年間で二件にとどまっている国際会議などの誘致を目指す。

 山下会長は、「道北のエリアには屋外のユニークべニューはこれまでなかったと思います。市民でも気づいていないような旭川の魅力を最大限にアピールして今後、様々なコンベンションを誘致していきたい。冬の時期でも、雪の真っ白いキャンバスに、日が落ちてライトアップされた中で行うコンベンションというのも特別感があると思います」と期待を込める。