旭川青年会議所(JC・新谷逸生理事長)が小学五・六年生を対象に募集した将来の夢をテーマにした絵画コンクールで七人の入賞者が決定した。七人には、題材とした「将来の夢の職業」を体験できる特典が贈られた。

 旭川JCの旭川創生委員会(能澤悠太委員長)が、コロナ禍で様々なイベントが中止となる中で、子どもたちに発表の場を提供したいと企画した。市教育委員会の協力を受け、市内の小学生から七百三十四点の「夢」を描いた作品が寄せられた。

 作品は十月三、四日の二日間、イオンモール旭川駅前に展示され、来場者による投票で入賞者七人が決定した。

 二十二日、イラストレーターになる夢を描いた絵で入賞を果たした今美蘭ちゃん(東町小六年)は、妹の星蘭ちゃん(東町小四年)と一緒にイラストレーターのナカジマヨシカさんのもとを訪れた。チョークでコンクリートの床一面にイラストを描くなどイラストレーターの仕事を体験。「こんなに広いところに描くのは初めてなので楽しい。イメージ通り、プロはすごいと思いました。改めてイラストレーターになりたいと思いました」と笑顔だった。

 企画した能澤委員長は「コロナ禍でも子どもたちは夢を持ち続けていることに感動しました。夢を体験することで、目指すものが明確になり、更に強く思い続けることが出来ると思います。協力して頂いたプロの方や教育委員会の皆様など多くの人に感謝します」と話していた。

 そのほかの入賞者は次の通り(敬称略)。

 北村愛衣(神楽小六年)、滝ケ平斗夢(永山西小五年)、笠原吹(春光小六年)、竹中乙寧(春光小五年)、山本美羽(陵雲小五年)、村中優月(西御料地小五年)