北海道コカ・コーラボトリング(本社・札幌)は四日、フードバンク旭川を運営するピーシーズ(井上俊一理事長、市内八ノ八)に飲料二十ケース(四百八十本)を贈った。

 新型コロナの影響を受けている道民の支援を目的に、お茶やスポーツドリンクなど同社の製品計三百ケース(七千二百本)を、道内でフードバンクの活動を行う八団体に寄贈した。

 フードバンクは、まだ食べられるにもかかわらず、様々な理由から処分されてしまう食品を、食べ物を必要としている施設や人に無償で提供する活動をいう。同社がフードバンクに寄贈するのは今回が初めて。

 同社道北営業部旭川営業課の佐藤幸一課長は「今年はコロナ禍で、いろいろな方が苦しんでいると思います。私たちはジュースを売っている会社なので、そのジュースで少しだけでも、日ごろお世話になっているみなさまの役に立てたら」と話した。

 井上理事長は「私たちの活動に対して、このような寄贈をいただき大変感謝しています。いただいた飲み物は、学習支援やこども食堂などを運営している団体をはじめ、生活困窮者への食材として有効利用します」と喜んだ。(東寛樹)