動物のモニュメントに囲まれた「旭川動物ピアノ」が十一日から、旭川空港の一階ギャラリーに置かれて空港利用者を楽しませている。

 熟練した技術が必要なピアノの運送を手掛ける旭川小型運輸の企画。二〇一八年にリアルター夢りんご体育館(神楽四ノ七)で行われたヴォレアス北海道の試合会場に初めて設置し、一九年には旭川空港ギャラリーに置かれて来訪者を楽しませた。

 ピアノの周りには旭川を拠点に活動する絵本作家のあべ弘士さんがデザインしたリスやキツネ、キリンなどのモニュメントが置かれ、誰でも好きな時に好きな曲を弾くことが出来る。

 同社の湯野永知専務は「今年は新型コロナウイルスの感染防止のために設置しない方が良いかとも考えましたが、こんな時だからこそ音楽で元気をだして頂きたいと思い設置しました。空港利用者だけではなく、空港スタッフやショップのスタッフなど多くの人に触れて頂ければ嬉しいです」と話した。

 動物ピアノに関する問い合せは旭川小型運輸(TEL48―3261)へ。(工藤森)