旭川実業高校(相馬真吾校長、市内末広八ノ一)の生徒たちが、名車の復活に挑む――。同校自動車科は、多くの卒業生を自動車業界に送り出してきた。しかし近年は、旭川市内を含めて道内全域で自動車整備士不足に陥るなど、自動車業界を目指す若者が減少している。

 また、旭川工業高校の自動車科が昨年度で閉科したことから、旭実高が道内唯一の自動車科を持つ高校になった。さらなる人材不足が懸念される中、子どもたちに自動車への興味を高めてもらおうと、今回の「名車復活プロジェクト」がスタートした。

 プロジェクトを発案した同校の青山亮介教諭は、「自動車整備士は仕事が大変そうというイメージがあるのか、目指す子どもはどんどん減っています。当校自動車科の卒業生も例年、半分以上の生徒は別の道に進んでいます。業界自体でも高卒者の給与水準を上げて待遇を改善するなど、人材確保に努めているのですが」と話す。

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