来年四月、北彩都エリアにオープンする「おもてなし館」(宮下通十一)の入居者募集が始まりました。

 運営するのは総合ビルメンテナンスや警備、訪問介護など幅広く事業を展開するベリーグループ(山田春雄社長)傘下のドリーム企画です。

 施設のコンセプトは「北彩都で住む・集う・育てる」。高齢者が街中で居住しながら、地域の人たちと交流し、医療や介護サービスが受けられる施設です。六十六戸の居住スペースの他に、時間外には一般開放されるデイサービス専用フロアなど、地域の人が利用できるスペースを併設していて、入居者だけでなく多くの人が利用できる複合施設としてオープンします。

 施設内には訪問介護・訪問看護のステーションを設け、介護員が常駐し利用者をサポートします。また、入居者に向けたサービスとして、道内では初となるAIによる見守りシステムを導入しています。利用者ごとに設定が可能で、担当介護員と直接会話することができ、プライバシーが保護された画像もリアルタイムで確認できるため安心して居住できる環境が提供されます。

 担当するベリーグループの山田知央専務は、「当グループでは、有料老人ホームや社会福祉法人で運営するケアハウス・特別養護老人ホームなどがございますが、『おもてなし館』のオープンにより、高齢者の皆さんに一貫したサービスを提供することが可能になります。また、看護ステーションを設けることで医療分野のサービスもスタートし、住・育・医が連携し旭川市の新しい複合型のコミュニティスペースとして、多くの方にご利用頂ければと思います」と話します。

 居住スペースや施設の見学は完成後になる。申し込み、利用についての問い合わせはドリーム企画(TEL26―6701)へ。(工藤森)