「新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生している園内で、懸命に仕事に取り組んでいる医療従事者のみなさんを少しでも応援したいと思って」と、中華そば・富いち(新富二ノ一)を営む伊藤弘二さん(44)は話す。

 富いちと小料理・楓(かえで、東四ノ十一)、食事処・としちゃん(永山七ノ十三)の三店が十二月十九日、北海道療育園(春光台四ノ十)に昼食弁当、合わせて百五食を無料で届けた。ツイッターで「何か協力できないものか」と意気投合した三店だ。

 通常営業があるため、伊藤さんはいつもより二時間早い午前七時に厨房に入り、えびフライやチキンカツ、卵焼き、マカロニサラダ、炒め物、漬物などの総菜を詰め合わせて、担当分の弁当四十五食を作った。

 これもツイッターの縁で弁当の運搬は平成代行社(一ノ四)、弁当容器はうーたんストアー(緑町十二)、コメなどはMikke!(みっけ、豊岡四ノ二)が協力した。(佐久間和久)