就学前の肢体不自由児や知的遅れが見られる児童たち約二百人が利用する愛育センター(春光二ノ七)で二日、節分の豆まきが行われた。

 子どもたちは、この日のために新聞紙で豆を作り、思い思いの鬼の面を製作して準備を進めてきた。

 指導員が節分の絵本を読んで、皆で「おにはそとー、ふくはうちー、ぱらっぱらっぱらっぱらっ、まめのおとー」と「まめまき」の歌を歌い、太鼓の音が響き渡ると、鬼が登場。子どもたちはキャッキャッと声を上げながら、新聞紙の豆をぶっつけると、鬼はたまらず退散。子どもたちはホッとした様子だった。

 同センターはコロナ禍で九月の運動会は中止。十二月の発表会も密を避けるため二日に分けて無観客で実施。豆まきも密を避けて三グループに分かれて行った。

 給食に甘納豆が出され、児童たちは笑顔でほおばっていた。(佐久間和久)