第九回「雪の降る街を 旭川冬の写真コンクール」で、市内在住の井上勝彦さん(74)の「耐える風雪の群像」が金賞を受賞した。

 青空の下、雪に埋もれる常磐公園内の彫刻「風雪の群像」を写した作品。井上さんは「旭川らしい被写体を探そうと常磐公園を散策する中で、この雪をかぶった彫刻を見つけました。曇っていると彫刻や雪の陰影がうまく出ないので、晴れの日を待って、やっとこの画が撮れました」と話す。

 今回は二百六十三人から五百六十八作品の応募があった。金賞以外の受賞作は次のとおり。

 ▽銀賞 佐藤妙子▽銅賞 岡本茂樹▽特別賞(旭川市長賞) 三田香▽ジュニア賞 本多葵▽旭川プロバスクラブ賞 福本英之▽大変で賞 上綾▽旭川で賞 柴田克司▽しばれるで賞 西尾美里奈▽良い年にしま賞 飯村育子▽彫刻賞 丸山美幸▽ブリッジ賞(道新賞) 白井暢明▽仲よしで賞 藤井麻矢▽ウレシパ賞 土橋平哉(敬称略)

 今年は表彰式を行わないが、二十七日(土)午後二時から、木楽輪(神楽三ノ六)で、受賞者に賞品が受け渡されるほか、受賞作品以外の応募作品の展示を予定している。

 また同日、約一年間巡回展示されていた第八回の受賞作品のパネルが、各受賞者に贈られる。事務局は「受け取りを希望する受賞者は会場にお越し下さい」と呼びかけている。(東寛樹)