生活雑貨や洋服を取り扱うセレクトショップ「708号室」が四月三日(土)、七条緑道沿いにオープンする。

 店舗は昨年九月末に閉店した婦人洋服店「楽」(七ノ八)の場所。同店店主だった石川誠さんが、同じ三和緑道商店会で交流のあった蜂須賀咲来さん(27)に声をかけて建物を引き継いだ。

 蜂須賀さんは二〇一八年から、ギャラリープルプルに勤めていた。同ギャラリーを運営していたかわうそくらぶの解散(昨年十一月末)のタイミングとも重なり、今年に入ってから本格的に開店に向けて準備を始めたそうだ。

 店名は、蜂須賀さんが「自分にとって大きな場所」と話す「七条八丁目」と、友だちの部屋のように気軽に立ち寄ってもらいたいという思いから「号室」を組み合わせた。「この周辺特有の時間の流れや空気感を大事にしていきたい」と蜂須賀さん。

 店内には国内外からセレクトした、長く使える生活雑貨や洋服などが並ぶ。また、センターテーブルに並ぶ商品は、月ごとにラインナップが替わり、四月は、藍染めのコットンや麻など天然素材の洋服、五月はカゴやトタンのボックスなどの荒物市を予定しているという。

 蜂須賀さんは「長く使える『いいもの』を身の周りに置いて、理想の自分の暮らしを少しずつ整えていってもらえたら」と呼びかけている。

 営業時間は午前十一時~午後六時(オープン初日の三日と四日は十時から)、水曜定休。

 問い合わせは同店(708goshitsu@gmail.com)へ。(東寛樹)