浄土真宗本願寺派の慶誠寺(石田慶嗣住職・豊岡五ノ四)で、テントサウナの貸し切りサービス「サウナ寺ス」がスタートした。

 古来より「蒸気浴」を日本で最初に作ったのは寺であるという文献があり、石田住職自身もサウナの愛好家ということもあって企画した。昨年十月から準備し、一月四日から十一日、三月二十六日から二十八日の二回、完全予約制のイベント「てらとさうな」を開催。利用者から好評を得て、今春から完全貸切制サービスを開始することにした。

 サービスの内容は、テントサウナ一式・水風呂・薪(二束)・ととのえ椅子・リクライニングチェアー・寺内のシャワー利用がついた基本セットで、三時間一万二千円、七時間二万一千円(いずれも六人までの料金で、一人追加ごとに二千円プラス)。オプションとして、ジャグジー利用(一万円)、六人用バーベキューグリルセット(六千円)などを用意している。

 イベントでサウナを利用した梅田啓祐さん(32)は「思っていたよりも熱くて、お香アロマの香りも良かった。外気温との差が気持ち良かったです」と満足気に話していた。

 石田住職は「ストレスの多い世の中ですが、このサウナが癒しになれば嬉しいです。ロウリュで使用する水には、慶誠寺特製のお香アロマ液を混ぜているので香りも楽しんで頂ければと思います」とPRしている。

 「サウナ寺ス」についての問い合わせは石田住職(TEL090―9511―5912)まで。(工藤森)