社会福祉法人旭川旭親会・旭川福祉園(今野正孝理事長)が三月三十一日、公益財団法人ALSOK(アルソック・綜合警備保障)ありがとう運動から福祉車両の寄贈を受けた。

 同団体は、社会福祉や社会奉仕活動に取り組む団体などに車両や助成金の支援、被災地へ義援金を贈るなどの活動を行っている。

 この日、同社北海道支社の長尾昭支社長が今野理事長にホンダ・ステップワゴン(八人乗り、寒冷地仕様)の目録とリモコンキーのレプリカを手渡した。

 同園には、知的障がいや発達障がいを持つ十八歳から七十歳代の人たち九十人が通所し、就労継続や生活介護の支援を受けている。路線バスなどを使った通所ができないため、送迎が不可欠だ。

 ワゴン車三台と小型車で送迎しているが、送迎のための増車が課題だった。ありがとう運動に応募したところ、道内で初めて選ばれた。今野理事長は「大変助かります。大事に使わせていただきます」と感謝の言葉を述べた。(佐久間和久)