旭川市出身の俳優・監督の品田誠さん(29)が出演している映画『リスタート』(品川ヒロシ監督・脚本)が七月九日(金)から、市内三施設のシネマ館で上映されます。全国公開に先駆けて、北海道地区先行ロードショーです。

 品田さんは一九九二年生まれ。高台小学校、春光台中学校、旭川実業高校を卒業後、道教育大学札幌校に。東日本大震災被災地の支援やボランティアにも取り組みました。三年の時、大学を中退し、俳優を目指して上京。二〇一三年、俳優デビュー。『飢えたライオン』や『恋愛依存症の女』などに出演。『Lemon&Letter(レモンと手紙)』で海外映画祭で二度の最優秀主演男優賞を受賞。監督としても『Dear』、『不感症になっていくこれからの僕らについて』、最新作『鼓動』などがあります。

 『リスタート』は、北海道下川町で育った未央がシンガーソングライターを目指し上京するも、スキャンダルに巻き込まれ、夢が破れ傷ついて帰郷。豊かな自然や仲間と家族に支えられ、ゆっくりと前を向き始める…という物語。

 品田さんは自身のブログで「最初に(品川監督と)衣装合わせでお会いした時に『この役は裏の主人公』だと話してくれた。……言葉ではなく、必ず芝居で返そうと意気込んだ」と書いています。どんな役柄かは観てのお楽しみ。

 上映は、シネプレックス旭川(永山十二ノ三、ウェスタンパワーズ内、TEL0570―783―882)とディノスシネマズ旭川(大雪通五、TEL21―1233)、イオンシネマ旭川駅前(宮下通七、イオンモール旭川駅前四階、TEL74―6411)の三館で行われます。千八百円(前売り千五百円)。