今津寛介氏(44)が、市内各所で街頭演説や懇談会を行うなど精力的な活動を続けている。十六日には、愛宕共生町内会館(市内豊岡十一ノ五)で懇談会を開いた。

 人口減少やいじめの問題など、旭川市が現在抱えている課題を指摘し、「不安な旭川をこれからも続けていくのか、それとも希望が見える方向に一緒に歩んでいくのか、それを選択していただくのが今回の選挙」と強調。「市民一人ひとりが自信を持ち、未来を切り開いていくためには政治力が必要。国政、道政との流れをつくるだけでなく、自らが動き、地域に政治の光を届けるのが自分の役割だと思っている。市民の皆様と未来予想図を描き、知恵を出し合いながら、ともに歩んでいく市政をつくり上げたい」と述べた。

 最後に今津氏は、「少子高齢化は決して悪いことではなく、旭川は高齢者が活き活きと暮らしていけるまち、という特色にする。私たち若手が高齢者を支え、親子三世代、四世代が元気に暮らせるまちづくりに取り組んでいく」と力を込めた。

 懇談会に参加した自営業・高田浩寿さん(27)は、「市長選でどちらに投票するか迷っているので話を聞きに来た。特に人口の減少に問題意識を持っているので、少子高齢化に対する政策について具体的な話を聞いてみたい。言ったことに責任を持って実行してくれる候補が市長になってもらえたら」と話した。(東寛樹)