豊岡8ノ4
TEL32―2809

img仕事帰りの人たちが吸い込まれるように店内へ、晩酌をしにフラリと一人で来る近所のおじいちゃん。今回お邪魔したお店は、大きな赤い看板が目印の居酒屋「がんび」です。お店の名前「がんび」は北海道の方言で「白樺の樹皮」を意味します。だから、お店の内装には白樺の木がふんだんに使われています。

今年で開店三十八年目という歴史あるお店は、現在二代目の早川直久さん(38)が切り盛りしています。豚肉を中心に、串物や焼き魚も味わえます。

早速オススメを注文しました。まずは肉から。 豚サガリ(四百五十円)、ホルモン(三百八十円)、子袋(三百八十円)、レバー(三百円)。どれもとにかく安い。ここ十年は値段を変えていないそうです。オリジナルのタレに漬け込まれた肉は絶妙な味。甘さ控えめでニンニク風味が食欲をそそります。お酒にもぴったりの塩加減です。

imgさらにオススメの「特製イクラ丼」(八百円)を注文。大きなご飯茶碗にこんもり盛られたイクラはこぼれ落ちそうです。お肉を食べた後でも不思議とスイスイ進んでしまいます。これも、昔から続く人気のメニューの一つだとか。焼肉とイクラ丼を一度に食べられるのは珍しいのでぜひ注文してみてください。

また、五十人でも対応可能な大きな宴会場もあるので、集まりやお祝い事に使うのもオススメです。

ここでお店からの大サービス。「あさひかわ新聞見たよ」と言ったお客様には、サガリもしくはホルモン一人前をサービスします。六月末まで。ぜひこの機会にお運びを。

営業時間は午後五時から午前一時まで。大晦日と元旦以外は無休で営業しています。

ケロコからひとこと

img「焼肉はやっぱり牛だよね」と思っていたのですが、ここの豚サガリはおいしい。しかも一人前四百五十円。値段も安いし、いくらでもおかわりしてしまいそう。私の好きなホルモン(三百八十円)もいい味です。動けなくなるまで食べてもお財布の心配はなし。

他に人気のメニューはありますかと聞いたら「いくら丼」だと言う。焼肉といくら丼、合わないんじゃないかと思ったけれど、これがまた美味しくて、丼いっぱいペロッと食べてしまいました。

常連じゃないと少し入りづらい感じの店構えですが、中に入るといい色になった白樺の木が居心地良いです。ぜひお腹を空かせて行ってみて下さい。

2008年06月03日号掲載