3ノ6 アークヒルズビル4F
TEL22-7705
エレベーターを降りるとすぐお店です。「居酒屋浪漫」というネーミング通りの昭和初期をテーマにした内装ですっかりタイムスリップした気分になります。
BGMは「上を向いて歩こう」や「コーヒールンバ」など懐かしの歌謡曲。仕事帰りのサラリーマンが鼻歌を唄いながらお酒と食事を楽しめます。
一度来たら忘れられないのがお通し。席について一番先に出されるのが七輪。「ここは居酒屋だったはずでは?」と思っていると塩ホルモンが一皿。驚いていると「お通しです」と一言。お通しにホルモンが出るなんて…。胃袋のスイッチが入る丁度いい塩加減と量。「庶民の味で、値段も安いものをと考えた時、ホルモンを出そうということになりました」と店長の相山正樹さん(41)。
メニューは四百円から五百円台のものが多く、お財布を気にせずにお腹いっぱい食べられます。
今、オススメのメニューは「活貝ホタテのバター焼き」(五百五十円)。刺身でも食べられる新鮮なホタテを七輪で殻ごと焼いて、美味しい汁もすすって――、半生で食べるとまた絶品です。
「北あかりのポテトフライ」(三百八十円)は、生の北あかりを使っているので甘みが強く、好きな人は三皿も注文するという人気メニューです。冷めても美味しいのは鮮度と品質の良さの証し。
元気で声の大きな店長相山さんと若々しいスタッフのとびきりの接客。「安くて美味しいお店はここにありますよ」。そう話す相山さんの顔見たさに来る常連さんも多いとか。
営業時間は午後六時から翌午前三時まで。日曜定休(月曜が祝日の場合は、日曜営業、月曜休み)。
(取材・佐藤日奈子記者)
ケロコからひとこと
まず入って座って、出てきたお通しにびっくり。ホルモンが出てきました。「まだ何も頼んでいないのにホルモン焼けってかい?注文してませんけど」と言うと「お通しです」って。
色々なお店に行っているけど、ホルモンがはじめに出てくるお店は初めてです。ジュージュー焼きながら、つい追加を頼んだりして。
ナスとトマトのグラタンや美味しいタレの冷やっこ、キムチ炒飯、コロッケ――。沢山頼んでもどれも安い。
店内は個室になっていて落ち着いてゆっくりおしゃべりができます。若者が行くお店かなと思っていたけれど、おじさん、おばさんでも大丈夫です。