神居町富沢278-2
TEL63-6057

img神居の住宅地を横切り山を越えると、まるで遠くに来たような、のどかな風景が広がる富沢地区。今は雪に覆われた畑の中にポツンと白い蔵が見えます。ここがラーメン屋だとは、近づいてみないとわかりません。

まさに隠れ家的な「らーめん富蔵」。原点に戻って昔の味をアレンジし、懐かしくもさらに美味しいラーメンを提供しています。昨年四月にオープンした、まだまだ新しいお店ですが、遠出をしても食べたい店として、ラーメン通の注目を集めてます。

img人気の秘密は二種類のベースとなるスープを選べるところ。あっさりとして、懐かしい口当たりの黄金スープには、鶏がら、とんこつ、魚介、野菜を。コクのあるスープには、とんこつを一〇〇パーセント使用。仕上げには魚介系の香り油で風味をプラスしています。

まずは一番人気の「富蔵らーめん」(千百五十円)。黄金スープにほうれん草、鶏団子、海老ワンタン、ナルト、玉子と盛り沢山のトッピング。チャーシューは昔ながらの豚のモモ肉を使った脂身のないものです。このあっさり感と旨味は一度食べたら癖になりそう。

imgあっさりを味わったら比べてみたい「コクうましょうゆらーめん」(七百円)。スープには濃厚な背脂が浮かび、麺にスープがしっかり絡まります。チャーシューは大きな豚バラ肉。箸で持ち上げるだけで切れるほど、とろける柔らかさ。

全く正反対なラーメンですが、どちらも美味しく食べ比べたいので、大人数で行って少しづつ交換して食べるのをおススメします。

営業時間は午前十一時から午後十時。不定休。

(取材・佐藤日奈子記者)

ケロコからひとこと

imgここのラーメン、好きです! しょうゆらーめんのスープが特に美味しい。とてもスッキリしているけれど、深い旨味が感じられます。塩も同じ。塩には、旨味の秘密にあさりのダシが入っているとか。納得。そして「コクうま」もいい。思わずライスと言ってしまいます。

お米は西神楽夢民村の有機栽培米を使っているそうです。麺の大盛り、もしくはライスが無料という太っ腹は素敵!!

注目して欲しいのがラーメンの丼が全部違うところ。あえて全部変えているそうです。

丼から麺、スープ、具材までとことんこだわっている富蔵のらーめん、ぜひ一度食べてみて下さい。

2009年01月13日号掲載