永山10ノ5
TEL46-4200

img永山の環状線近くはラーメン店の激戦区。ラーメン村から新旧人気のラーメン店までが軒を連ねています。昨年十一月四日にオープンしたばかりの「海豚(かいとん)」にお邪魔しました。海豚とはイルカのことです。

いつかはラーメン店を開きたいと思い、和食と中華の調理人として十九年ものキャリアを積み、永年の夢がかなった店主の蓬田光弘さん(37)。イルカが好きで名前だけは先に決まっていたそうです。

imgメニューは、赤(赤味噌、七百五十円)、黒(醤油、七百円)、白(塩、七百円)、極白(とんこつ、七百五十円)、海豚味噌(白味噌、八百円)を定番に、変わりメニューも数種類あります。

一番人気の海豚味噌=写真=は、白味噌と、トウバンジャン、テンメンジャンを合わせていて、甘味があるまろやかな口当たり。五段階の辛さが調節ができて、三番でキムチの辛さ位になります。ゴクゴク飲める美味しいスープはクセになりそう。チャーシューは、ハムのような締まった肉質と、角煮のジューシーさを足して二で割ったような、良いとこ取りの一品。とても美味しいです。

スープを飲むと口の中に魚介系の出汁(だし)の香りが広がります。秘密はエビラード。じっくり四時間かけて仕込むラードは、旭川のラーメン店では味わったことのない風味を作り出しています。

imgラーメンと言えばライス(百五十円)。でもここのライスには、カレールーが付いてきます。さらに学生は、通常五百円のねぎラーメンが四百円で食べられます。まずは、足を運んで味わい深いスープと細めの特注麺を食べてみてください。

営業時間は午前十一時から午後十一時まで。不定休。

(取材・佐藤日奈子記者)

「あさひかわ新聞見たよ」で、ラーメンが百円引きに! 二月二十八日まで。

ケロコからひとこと

ラーメンを色々食べ歩いていますが、ここのラーメンは妙に美味しく、家に帰ってからもまた食べたくなってしまいます。

お店はいつも結構混んでいて、見ていると、豚骨味を注文する人が多いみたいです。でも、私は黒(醤油)! これがまた妙に美味しいスープなのです。

スープを飲み干しても、この旨さの正体がわからなかったのでご主人に聞くと、ナンプラーが少し入っているとか。これだけでこんなに深い旨味が出るのかと、さらに聞いてみると「エビのラード」を作って入れているらしい。手間をかけています。

ライスを頼むとカレーをかけてくれるので、カレーも食べちゃいました。

2009年01月27日号掲載