img3ノ15 第一市場内
TEL23―0821

中心街から少し離れたところにある銀座仲見世通り。ひと際歴史を感じさせる第一市場内に、今回お邪魔した「あさひもち店」があります。

今年で五十一年目の老舗を守る二代目の村岡勝さん(64)と、奥様の美津子さん(60)。美津子さんは、年配のお客さんの買い物荷物を手に市場の出口までお見送りに。人間味に溢れる市場ならではの情景です。

ショーケースに並ぶ、ピンク色のお餅が目を引きます。桜もち(九十円)、すあま(七十円)、いちご大福(百八十円)。

もち米の触感が程良く残り、粒あんが美味しい桜もちは、真夏以外は年中製造している定番品。「この時季に珍しい」と言って買っていくお客さんも多いそうです。

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いちご大福は、イチゴの大きさにびっくりです。かぶり付くとすぐにジューシーなイチゴの汁が、餡(あん)と餅に混ざり合って、酸味と甘みが一気に口の中に広がります。「いちご大福と言っているんだからイチゴにこだわらないと」と話すご主人。イチゴの大きさ、甘さを吟味して、餡も他の商品とは別に作っています。

img「昔はね、手提げから見える包装紙を見ただけで子どもが『お餅だ~』って喜んでいたのよ」と話す美津子さん。ご主人がデザインした味のある包装紙にクルッと包んでくれます。ちょっとした手土産を――の時に、ぜひどうぞ。

営業時間は午前九時から午後五時半(夏季は午後六時まで)。日曜、祝日定休(お彼岸などお餅を使う祝日は営業)。

(取材・佐藤日奈子)

ケロコからひとこと

imgおいしいお餅というのは透明感があります。食べる前からおいしい予感。ここの桜餅の美しいこと。思わず携帯電話の待ち受け画面に使ってしまいました。

そして目を引くのは、いちご大福。大きくて薄いピンクで、えもいわれぬ存在感。今まで私はいちご大福は好きではありませんでした。お餅はお餅。イチゴはイチゴで食べたいと言っていたのですが…、ところが、ここのはすごい。

普通はイチゴにたどり着くまで二口ぐらいは食べなければなりませんが、一口食べると、イチゴと餡とお餅のハーモニー。いやぁ本当に美味しいんです。大きなイチゴが入っていて、最後まで三つの味が楽しめます。あぁ、ダイエットは明日から…。