1ノ7 アッシュ B1F
TEL26-6601

一条買物公園にあるアッシュの地下に、オシャレで美味しいケーキ屋さんがオープンしたのは昨年の十月です。

国内外で修行した後、ケーキ教室を開いたオーナーの金美華さん(37)が作るのは、味はもちろん、ケーキを食べる時のなんともいえない優雅な時間と空間です。それは、おしゃべりを楽しむお客さんの顔を見ると一目瞭然です。

ランチや軽い夕食に、旭川ではまだまだ馴染みのない「キッシュ」のプレートセットが登場しました(千五百円、サラダ・飲み物・本日のケーキ付き)=写真。

フランスのケーキなどを扱う“パティスリー”のメニューに必ずある「キッシュ」は、パイ生地の中にベーコン、チーズ、生クリーム、卵を混ぜ入れオーブンで焼いたものです。滑らかでプリンのような食感と、ベーコンとチーズの濃厚な味で食が進みます。トッピングのサラダもとても美味。この日は肉厚のキノコが具材にプラスされていました。これからの季節は地場の新鮮な野菜を具材として取り入れていくとのこと。

また、月ごとにケーキ教室も開催しています。クリスマスまでの半年間に、こっそり腕を磨くのにもおススメです。プロが使う厨房で作れるのも魅力的です。次回の教室は、十八日の午前十一時半から、店で人気のショコラドールを作ります(定員八人・参加費一回四千二百円)。六月以降の予定は同店まで。

営業時間は、午前十時半から午後七時まで。火曜定休(祝日は営業)。

(取材・佐藤日奈子)

 

ケロコからひとこと

スイーツは、オシャレでステキな雰囲気の中で食べたいものです。

席に着いて、香り高い紅茶を頼み、ショーケースの中のケーキを見ながら「どれも美味しいそう、どうしようか…」と考える時の私は優柔不断です。同じく迷っている友人と「少し味見させてね」ということで、やっと決まるのです。

ケーキが目の前に来ると、おしゃべりな私たちも無口になって、自分の選んだケーキが美味しいから、友達に食べさせるのが惜しくなります。

確かな技術と、地場の物を取り入れたり、材料をとことん吟味するパティシエ。今度はキッシュを食べに行こうっと。

2009年05月12日号掲載