宮崎豆腐店東川町東町1
TEL82―2543

道の駅「ひがしかわ道草館」の隣にある豆腐店です。手作りの看板が目印の店舗には、大豆を蒸す大きな機械、がんもや厚揚げを揚げるフライヤー、豆腐が入った水槽が並んでいます。

東川で豆腐店を開いて八十二年目になるという老舗を切り盛りするのは、三代目の宮崎勲さん(66)と明美さん(61)のご夫婦。

東川といえば、美味しい地下水。できたての豆腐は、大雪山の冷たい伏流水が注ぎ込まれる水槽でお客を待ちます。木綿の豆腐(一丁三百四十円、半丁百七十円)は持ち上げるとガチッとしっかりとした感触ですが、箸を入れるとふんわり。水槽から出してすぐの豆腐を食べると、ジュワーッと水分と大豆の甘味が口に広がり、いくらでも食べられそうです。味は濃いのに軽い口当たりはなんとも不思議。

宮崎豆腐店朝の六時から午後八時半まで、元旦以外は毎日豆腐作りをしているご夫婦。朝ご飯を食べるように、歯磨きをするように、豆腐作りは日課なのです。「自分たちの結婚式も、親の葬式でも店は閉めなかったわよ」と奥さん。“豆腐は毎日できたてを”という、昔ながらのポリシーを守り続けています。

お隣の道の駅では、おからと豆腐を使ったフワフワ、ほんのり甘いおからドーナツ(二個入百二十円)も販売しています。

道産の健康な大豆と、東川の美味しい水が作る豆腐。一度足を運んでご賞味ください。

(取材・佐藤日奈子)

宮崎豆腐店への地図ケロコからひとこと

美味しいお豆腐に必要な条件。いい大豆、おいしい水、そして作っている人の人柄も味に反映すると思います。東川の宮崎豆腐店は、控えめなご主人と、明るい奥様が何とも言えない良い味をかもし出しています。だからお豆腐もとても美味しいのです。

固めの豆腐が好きな人は、最近は木綿でも絹のように柔らかいと不満気ですが、ぜひここの豆腐を食べてみて欲しい。しっかりしている根性のある豆腐です。でも味は優しいの。

こんにゃくもおススメ。柔らかくて、調理をせず刺身で食べられます。油揚げも大きくて肉厚で最高です。油揚げとネギだけの味噌汁は感動します。お豆腐を買いに東川までお出かけを――。