5ノ7 ルーべデンス5条1F
TEL25-9601

 フローリストムラタさんとルーべデンス五条の間の小路に、オレンジの優しい光と、物語に出てきそうなピンク色の壁の「黒猫亭」という店をみつけました。

 少しレトロで、隠れ家のような雰囲気のお店です。オープンしたのは今年二月。緑橋ビルでお店を営む五十代の女性三人で切り盛りしています。代表の猪上ひづるさん(56)は料理担当です。

 「料理好きなだけですけど、冬はイタリアン、石焼ビビンバも人気だったし、今は暖かくなってきたので、アジアン料理を出しています」と猪上さん。

 さっそくランチの「アジアンプレート」(八百五十円)を注文=写真。タイ風焼きそば、マンゴーサラダ、ベトナム春巻き、花巻の四品に、料理が出てくる間に飲むスープ、食後のデザートは台湾のゼリー「愛玉子(オーギョーチィ)」でした。花巻(蒸しパン)は、街中の中華料理店に作ってもらっている一品で、甘じょっぱく炒めたブタ肉とシソを挟んで食べると美味! マンゴーサラダのドレッシングは柑橘系の酸味が効いてスルスル箸が進みます。料理好きの猪上さんの腕前とレパートリーには恐れ入りました。

 夜は千円以下でリーズナブルなメニューが豊富。ワインやビールで楽しめます。

 店名は、横溝正史の推理小説「黒猫亭事件」からとったのですが、この小路には黒い猫が住んでます。その猫が黒猫亭の玄関に水を飲みに来るところを見ると良い事が起こるとか――。

 営業時間は午前十一時半から午後二時半。休憩を挟み六時から十一時半まで。日曜定休。

(取材・那須日奈子)

ケロコからひとこと

 この小路は、あまり通ったことがないんです。五条通で看板をみつけ、店名から「なんだか良さそう」と思い、早速行ってみました。想像よりも素敵でいい雰囲気。なんだか嬉しくなってしまいました。

 ランチを注文。これがなかなかお洒落! ラタトゥユやローストビーフ、ペンネなど、珍しいというわけでないけれど、家ではあまり作らない料理。

 夜のメニューを見てみると、こちらもちょっと食べてみたいなぁと思うものが並んでいました。

 ここなら一人でも行けそうです。ぜひ行ってみてください。