9ノ13
TEL22-6877

 九条本通り沿いにラーメンののぼりが出ているお店があります。暖簾には「三方麺」、ガラスには「お持ち帰り専門店」と書かれています。旭川梅光軒のテイクアウト事業部が運営するユニークなラーメン店です。

 お店に立つのは菅原敬太さん(36)。注文が入ると普通のラーメン店とかわらず、麺をゆで始めスープを用意し…。

 でも、普通のお店と違うのが“持ち帰る”というところ。器は、イベントなどで目にする使い捨てのカップです。「両親が営む豊岡の梅光軒が開店して今年で三十五年を迎えました。その感謝の気持ちを込めて一杯三百十五円です。利益?…、ほんの少しです」と話します。

 一杯三百十五円の味はいかほどか早速食べてみました。梅光軒と同じサイズの大きなチャーシューに、たっぷりのメンマとネギ。持ち帰りを可能にした「のびにくい麺」は、特製のスープが絡んでとても美味しい。

 「麺の堅さは好みもありますが、十分間ぐらいならのびずに美味しく食べられると思います」と菅原さん。遠くの人におススメは「おみやげめん」(三百六十七円)。自宅で麺をゆで、スープは湯煎にしてすぐに食べる事もできます。チャーシュー、メンマは五十二円で別売りもしています。

 さらに、チャーシューおにぎり(百円)もあって、四百十五円で、もうお腹一杯――。店内には小さなカウンターも設置されていて、その場で食べる事も可能です。

 午前十一時から午後七時まで。無休。

(取材・那須日奈子)

ケロコからひとこと

 「三百十五円のラーメン? テイクアウト?」そう聞いただけではあまり美味しい印象は受けませんでした。でも食べに行った人が「美味しいから行ってみたほうがいい!」と何度も言うので――。

 本当でした。疑った私が悪かった。三百十五円のラーメンだからせいぜいメンマぐらいしかのっていないだろうと思っていたら、立派で美味しいチャーシューがドーンとのっていました。そしてスープがこれまた美味しい! 豊岡の梅光軒と麺が違うだけでスープは同じとのこと。

 本当に三百十五円でいいのって、申し訳ないような感じがします。私の家もここから十分間の圏内。これからラーメンの登場する回数が増えそうです。