3ノ8

 三条買物公園通に店を構えて二年の「蕎麦居酒屋 和蔵」にお邪魔しました。昼の時間はスーツ姿のサラリーマンが次から次へと入店します。中高年の女性客も目に付きます。

 この店の目玉は、店舗のすぐ近くにある自社製麺場の打ち立ての江丹別そばを提供していることです。七・三蕎麦で、道産小麦「はるゆたか」をブレンドしています。「せっかく旭川で商売をするのですから、地場のものを使うことを心がけています。江丹別産蕎麦粉は道外へ出荷されることが多いそうですが、やっぱり地元で食べなくては」と店長の加茂広治(32)さん。

 暑い日のおススメは、さっぱりと、そして元気が出る「梅の冷やかけそば」(七百八十円)と「ねばねばスタミナそば」(八百五十円)。梅の冷やかけそばには、細かく千切りしたネギのトッピング。お洒落な盛り付けです。梅が混ざってさっぱりとした味わい。

 ねばねばスタミナそばは、ネバネバの代表食材が勢ぞろい。消化酵素が含まれているネバネバ食材は、精力増進と同時に暑さで疲れた胃にも優しいですね。

 毎月十九日は、和蔵の日です。ざるそばが通常五百八十円のところ三百円です。

 営業時間は午前十一時半から午後三時まで。休憩を挟んで五時から十一時まで(日・祝は十時まで)。月曜定休。

(取材・那須日奈子)

ケロコからひとこと

 暑い日が続くと、美味しい冷たいお蕎麦が食べたくなります。街の中には何軒かしか蕎麦屋さんがないんですが、このお店はFMりべーるのすぐ近くにあるのがなんともうれしいです。

 お気に入りは「梅の冷やかけそば」。さっぱりとしていて梅の酸味がアクセントになって食が進みます。

 もう一つは「ねばねばスタミナそば」。オクラ、とろろ、納豆、めかぶにとろろ昆布と、ネバネバのオンパレード。ズルズル食べていると本当にお腹の底から元気が湧いてくる感じがします。

 それから、お蕎麦とセットになっている丼が美味しい。カツ丼が美味しかった。次は親子丼にしてみるか。暑くても食欲は変わらないものですね。

2010年07月13日号掲載