3ノ7エーワンビル1F
TEL25-5050

 昼間は立ち食いそば屋、夜の八時になるとラーメン屋に変身するという、なんともユニークなお店が三条通にあります。オープンしたのは今年五月。らーめん山頭火のオーナー畠中仁さん(58)が発案したお店です。そば屋が閉まっている夜の時間だけ、“宿を借りて”営業しています。

 入口には、インディゴブルーのお洒落な暖簾が下がっています。メニューを見ると一瞬ドキッとします。「味噌キムチらーめん、うらしまカレー、手羽先にギョウザ」――。想像できそうでできなくて、ドキドキするネーミング。でも、常連さんは自分のお気に入りメニューがちゃんとあります。

 まず手始めに「うらしまカレー」(六百五十円)を食べてみました。見た目は黄色いカレー。枝豆がのって色合いが良いです。一口。「うっ旨い!」トロンとした豚肉と、とろみの強いルー。塩ラーメンのスープとカレーの美味しいところが合体したような風味がクセになります。自分でソースか醤油で味に変化をつけて食べるのもおススメです。

 お次は「手羽先にギョウザ」(二本三百円)。出てくるまでまったく想像できません。骨をキレイに抜いた手羽先にギョウザが詰めてありました。柔らかくてジューシーな鳥皮と、しっかりしたギョウザの餡の組み合わせはアクセントがあって、なんとも美味しい!

 新作で自信作の「焼きそば」(七百円)は、見た目は普通。でも、存在感のある麺の歯ごたえは他では味わったことがありません。まずは食べてみてください。

 気が付けば、二時間も過ぎていました。ラーメン屋さんというよりは、やっぱり食堂。電話予約で宴会もできます。

 午後八時から午前零時まで。無休。

(取材・那須日奈子)

ケロコから一言

 やどかり食堂なんて本当に頭が良い! 夜の8時から営業だというので行ってみました。ラーメンを食べようと思ったけれど、オヤジが勧めたのは焼きそば。あまり気乗りしないまま注文。しばらく待って出てきたのは普通の焼きそば。やっぱりラーメンにすればよかったと思いながら食べたら――。驚き! こんな食感の焼きそばは初めて。焼きそばのアルデンテとでもいう感じ。とにかくこの食感、気に入りました。クセになりそうです。

 つけ麺も食べたいし、もつそばも食べたいし、味噌キムチラーメンも気になるし――。しばらく通うことになりそうです。