3条通6丁目ステップファーストビル地下 TEL22―5511

 四月二十三日にオープンした「旭川やきとりISM」におじゃましました。

 「イズム」とは主義や主張を表す意。店主の田嶋悠介さん(34)の店に対する思いが込められています。モダンな店内は、従来の焼き鳥屋のイメージとは違ってとてもおしゃれなつくりです。

 田嶋さんのこだわりは食材や調理法にあります。使う肉は良質の道産鶏肉と嵐山ハーブ豚。生肉にこだわり冷凍は一切使いません。野菜も地場産を中心に取り揃えます。そして野菜をたっぷりと使った自慢のタレです。

 看板メニューの「旭川やきとり」(五百五十円)は、上質の道産鶏もも肉を一枚ごと焼き、八割ほど焼けたところでタレに漬けます。そしてもう一炙り、皮がパリッと焼きあがります。肉は串に刺さずに一口大にカットされ、最後は山わさびをパラパラと。ジューシーな肉の歯ごたえとタレがマッチして、後から山わさびの風味が口中に広がります。二、三人でつまむのにお勧めです。

 「旭川やきとん」(一本百八十円)は嵐山ハーブ豚の肩ロース肉を使います。豚串といえばバラ肉が定番ですが、そこをロース肉にするのが田嶋イズム。「脂の旨味とは違う肉本来の旨味を味わってください」と勧められ、早速いただきました。一口食べると肉の柔らかさにビックリ。焼くと硬くなるロース肉のイメージを覆されました。独自の仕込み方法に秘密があるそうです。

 他に創作アラカルトやサラダなども取り揃えています。飲料の種類も豊富です。ビール、焼酎、日本酒はもちろん数十種類のカクテルやワインも沢山あり、新しいお酒の楽しみ方が体験できそうです。「決して奇をてらったものじゃなく、お客さん目線の自分流です」と田嶋さんが熱い情熱で語ります。

 営業時間・午後五時から午前四時まで。無休。(取材・草嶋一介記者)

ケロコのひとことメモ

 会合の後、2次会をどこにしようかと話していたら「命をかけて焼いている焼き鳥屋がある」と言うではないか。皆で盛り上がり早速行ってみた。

 行ってみると「焼きとん」だという。柔らかい。これはおいしい。まずはそのまま食べて、次の一本は手作りのラー油で。これもまた食が進む。焼き場はガラス張りになっていて、煙が客席に来ないので臭いが髪や服に付かないのが嬉しい。

 ネーミングも楽しい。「バターで焼いただけのキャベツ」「はんぺんゆず胡椒の意外性」「白菜をISMの食べ方で」、こう書いてあると、どんなものなのか注文しないわけにはいかない。締めはらーめん。焼き鳥屋さんのラーメンはおいしかった。