3条通6丁目カワイビル4F TEL73―3411

 サンロク街の中心、三条昭和通交差点のカワイビル四階にあるバー・エペルネにお邪魔しました。

 木目調と黒がマッチしたシックな作りの店内は余計な飾りは無く、とてもオシャレ。フラッと寄ってお酒と会話を楽しむ、そんなお店です。

 エペルネとは、フランス北東部、シャンパンの産地シャンパーニュ地方にある町の名前。ソムリエの資格を持つオーナーの佐久田淳司さん(31)が肩を張らず気軽にカジュアルにシャンパンやワインを楽しんでもらいたいと命名しました。

 店名の通り、アルコールメニューの六割以上はワインとシャンパンです。通常はボトルでしか販売しないシャンパンもここではグラス売り(八百円)をしています。ワインも豊富で常時百本ほどのストックがあり、お客さんのリクエストに応じた一本(三千円から)を選んでくれたり、グラスワイン(六百円から)もあります。いろいろ試すならグラスワインがお勧めですね。

 この時期の一番人気は何と言ってもシャンパンです。気温三十度を上回る日中を過ごした夜、カチカチに冷やしたシャンパンをグィと飲むと、「それはもう最高」と佐久田さん。笑顔でそう話しながらグラスにシャンパンを注ぐ姿はなんともカッコいいです。

 来店客の多くは三十代から五十代とやや高め。一人で立ち寄る女性客もいます。お酒を楽しみたい、そういう人たちが集まる店なのです。

 「ワインやシャンパンの知識が無くても全く心配いりません。カジュアルに楽しみましょう」と佐久田さん。ぜひ一度足を運んでみては。

 午後七時から翌朝四時まで。第一、第三火曜日定休。

(取材・草嶋一介記者)

ケロコのひとことメモ

 オープンした時から気になっていたお店。私はあまりお酒が飲めないので行ってませんでした。でもこの前、サンロクでばったり会った知り合いが「いい店だよ、行くかい」と言うので、連れて行ってもらいました。

 予想通りのステキなお店。シックで大人のお店という感じ。マスターはイケメンだし。ワイングラスの並べ方にもマスターのセンスと几帳面さが伝わってくる。

 お通しの一皿もステキ。メニューを見たら種類が多いというわけではないが、食べ物もある。一軒目に来ても大丈夫みたい。今度は開店と同時に来てパスタでも食べながら、マスターとおしゃべりしてみよう。

2012年07月31日号掲載