旭川市8条通7丁目 TEL56―4993

 ロータリーのそば、昭和通り沿いに今月十四日にオープンしたばかりの「どさんこ市場 夢の扉」にお邪魔しました。その名の通り、「北海道産」にとことんこだわるお店です。

 

 この店の特徴は、複数のオーナーが共同で経営しているところ。醤油ラーメン「風連」とハンバーグ&グリル「牛Gyu」、骨付きポークスペアリブ「ZONE」、おにぎり・コロッケ惣菜「Manma」、手作りのパウンドケーキ専門「amie工房」、スイーツ・乳製品「あすなろファーミング」の六店が、一つの厨房をシェアリングするという新しいスタイルです。

 店をプロデュースしたのは「風連」代表の土岐助十郎さん(60)。北海道のアンテナショップを目指し、同じ思いを持つ仲間たちと始めたのがきっかけだそうです。

 料理に使う塩は、ミネラル豊富な羅臼産で一㌔一万円もする高級塩だそうです。おにぎりの海苔はサロマ湖産。乳製品は十勝清水のあすなろファーミングの農薬や化学肥料を一切使わない牧草で育てた乳牛のミルクで作ったものばかり。素材の全てに大変なこだわりが伺えます。

 店内には十席ほどのイートインスペースもあり、午前十一時から午後三時までのランチタイムはハンバーグランチ(千二百円)やスペアリブプレート(八百五十円)おにぎりセット(六百円)などが店内で食べられます。近日中に風連ラーメンも登場します。

 テイクアウトメニューでおすすめはレッドアンデスという種類のジャガイモを使った各種コロッケ(百五十七円から)。鮮やかな黄色とホクホクの食感、晩御飯のおかずやちょっと小腹が空いたときについ買ってしまいそうな一品です。

 午前十一時から午後七時まで。第一、第三日曜定休。

(取材・草嶋一介)

ケロコのひとことメモ

 オープンするという話はご主人から聞いていたので楽しみにしていました。

 オープン当日に行ってみると大盛況。年配の人から小さな子まで客層も色々。食べるのはカウンターだけですが、出て来る料理は一流レストランのようです。

 ハンバーグはジューシーで肉の旨味を楽しめ、スペアリブの立派なこと。目の前で焼いているのが見えます。こんな大きいのを全部食べられるんだろうかと心配しましたが、ちゃんと完食しました。

 テイクアウトが出来るので忙しいときに便利です。あすなろの牛乳もバターも絶品。また楽しみが一つ増えました。

2012年08月21日号掲載