2ノ7 関ビル1階 ℡23-3338

 昭和通り沿いの床屋さんが、いつの間にかうどん屋さんになっていました。「創作うどん」と書いてあります。これは早速食べてみなくては。

 オープンは七月二十九日。入ると食券機があります。その前で、迷う迷う…。創作うどんなので、気になるメニューがいっぱいなのです。

 店長の高畑健一郎さん(27)に聞きました。「おススメは、そうですね『肉玉うどん(七百八十円)』はどうですか? 油そばならぬ、油うどんと言いましょうか、美味しいですよ」と。

 出てきたのがこちら=上写真。大きな炙りチャーシューが二枚。白髪ネギに、ミョウガ、紫キャベツ。温玉はビタミンEが普通の卵の三倍含まれているといわれるアローカナ。

 一口。んっ! ほのかにピリッとした辛味が。そして香ばしいのです。その正体は、香味油でした。さらに、特製のダシと、温玉を崩しながら混ぜ合わせズルッ。美味しい。これは癖になる味。きっと、お酒を飲みに出たら、“締め”のラーメンじゃなくて、このうどんが「こっちへおいで~」と呼びそうです。

 チャーシューもホロホロ柔らかくジューシーです。

 「黒毛和牛のテールを煮込んだカレーうどんのリピーターがちらほら。まだまだオープンしたてですので、まずは食べてみて、お気に入りのうどんを見つけてください」と高畑店長。

 営業時間は午前十一時から午後二時半。休憩を挟んで、五時半から十一時まで。日曜定休。

(取材・那須日奈子)

ケロコのひとことメモ

 「昭和通りにうどん屋さんができた」と聞き、「何というお店なの?」と言うと、色んな答えが返ってきた。「つるとんたん」「つるりんこ」「つるつる亭」。みなさん結構いいかげん。確かめるために行って来ました。

 「つるてんぽく」。一人でも気軽に行けそうな感じです。

 シンプルに冷たい明太月見うどんにしました。卵はアローカナの水色の卵を使っています。どちらかというと薄味だけど、しっかりだしの味がします。友達が注文した坦々うどんも食べごたえがありました。

 夜、帰り際にラーメンでは重いという時に、うどんは嬉しい。次は肉玉うどんを食べてみます。

2013年08月20日号掲載