旭川市5ノ11・℡85―7558

 今日はちょっと豪華にフレンチですよ。今月八日にオープンした「レストラン オネット」にお邪魔しました。

 ランチはメインディッシュが選べる四品コース(一八〇〇円)、全て選べる六品コース(二五〇〇円)と予約制の「シェフのお任せコース」(四五〇〇)の三種類。四品コースをいただきます。

 まずは前菜=上写真。有田焼の大きなお皿に並ぶソースと野菜はまるで芸術品。どの野菜も生き生きとした食感と本来の甘みが生きています。マスタードやバジルなど五種類のソースはどれも野菜そのものの味と香りを邪魔しません。シンプルながら五つの調理法で味付けされた野菜は、大分県の「佐藤自然農園」が七年かけてつくる「黄金の土」で育った新鮮な食材です。

 続いては「フルーツトマトの冷製パスタ」=左写真。まるでとれたてのトマトのように瑞々しいソースに思わずため息。こちらは美瑛産のフルーツトマトを火を通さずに裏ごしして作っているそうです。トマトってこんなに美味しいのかあ、と実感です。

 メインディッシュは「鶏もも肉のバスク風煮込み」=右写真。優しい甘みのパプリカに、皮はトロトロ、中はしっとりと歯ごたえある鶏肉が口の中でほどけます。

 デザートの「焼きたてマドレーヌ」=下写真=は、ザクッと一口、不思議な食感に幸せな気分。大満足のランチでした――。

 オーナーシェフの嶋田智明さん(36)は山口県出身。フランスに一年間の留学後、十六年ほど東京のレストランで料理長などを務めました。「何が入っているか分からないような味ではなく、素材の味を生かして、ソースはしっかりと素材を引き立たせる。それが僕のフレンチですね」。

 ランチメニューは二~三週間で替わります。営業時間はランチが午前十一時半から午後三時(ラストオーダー午後二時)、ディナーが午後五時半から午後十一時(ラストオーダー午後九時)。月曜定休。

(取材・太野垣陽介記者)

ケロコのひとことメモ

 味はもちろん見た目も雰囲気も素晴らしいレストランの登場です。

 ランチはもう3回も食べたけど、そのたびに新しい感動があります。最初は「ランチに2000円近くも!」と思ったけれど、食べて納得。

 器もステキ。フレンチなのに有田焼。接客も、お店に入った時からお見送りまで気持ちいい。

 一皿出てくるたびに思わず「ウフッ」と声が出てしまうほど美しい。知っている食材を使っているはずなのに、初めての味。料理の奥深さを改めて感じます。次は、ゆっくりディナーに行こう。